2月11日(土)午後2時から、「第11回アートカフェ in 造形大」が、長岡造形大学の大講義室にて開催されました。
第11回アートカフェ in 造形大
同大学の美術・工芸学科助教、藪内公美先生を講師に迎えての今回のテーマは
「なにを考えてつくっているの?─鍛金の技法と素材から─」
でした。タイトルに「技法」という言葉が入っていますが、今回はそもそも作家がどのようなことを考えながら作品と向き合い、創作をしていくのか…という内容で話が進みました。
講演中の藪内公美先生
中でも印象に残ったお話は、創作環境に起きたちょっとしたトラブルを、新たな表現へとつなげていったエピソードです。
鍛金は金属を金槌で叩いたり、打ちのばしたりして、作品を作る技法のため、どうしても製作時には音が出てしまいます。そのため事情があって夜間に創作ができなかったとき、フラストレーションがたまってしまったのだとか。時間を持て余した藪内先生は美術書などを読み、そのときに出会った「イギリスの伝統刺繍」という本がきっかけで、刺繍を取り入れた新たな作風をつかんだそうです。
金属に刺繍をほどこした作品
ほかにも自然科学、ミステリー小説など、多くの書籍から得た情報を、表現の糧にしていったなども興味深く、あっという間の1時間でした。
金沢のホテルに飾られている藪内先生の作品
アートカフェの後は、恒例の長岡造形大学の卒業展を巡るギャラリーツアーです。今年も見応えたっぷりでした。
卒業展に展示されていた藪内研究室の学生による鍛金の作品
ガイドをしてくれた2年生からは「先輩たちがギリギリまで時間をかけて頑張っている姿を見ていました。細かいところにも工夫がこらされているので、ぜひ見逃さないでほしいです」とメッセージをもらいました。
10月8日土曜日、三連休の初日に「新潟県立近代美術館(長岡)から万代島美術館(新潟)までの直行バスツアー」が行われました。
当日は気持ちのよい秋晴れ!造形大生も合わせて、およそ30名の参加がありました。
造形大で出発を待つバス
今回のスケジュールは、長岡からバスで新潟市に向かい万代島美術館でロビーで学芸員の説明を受けた後「庵野秀明展」を鑑賞、その後長岡に戻り、近代美術館で「コレクション展についての作品解説会」、そこで解散して、各自コレクション展および「ダリ版画展」観覧という流れです。
万代島美術館のロビーで解説を受ける
参加者は「庵野秀明展」を観て「エヴァが好きなのでうれしかった」「期待以上だった」と声を弾ませていました。
またコレクション展では、生誕百周年の富岡惣一郎の作品と、開幕したばかりの企画展「ダリ版画展」にちなんだシュルレアリズムの作品の解説が行われました。
近美コレクション展の富岡惣一郎コーナー
解説を受けた後に、参加者の人たちがその作品を興味深そうに注目しているのが印象に残りました。
近美コレクション展のシュルレアリズムコーナー
「バスツアーは自分で車を運転せずに新潟までいけるのがうれしい」という意見もあり、次回も参加したいと語っていました。
7月2日(土)午前10時から、新潟県立近代美術館講堂+オンラインにて、大地の芸術祭2022の説明会が行われました。
進行役は上松副会長、講師として迎えたのはNPO法人越後妻有里山協働開発機構の事務局長、原蜜(はらみつ)氏です。
県立近代美術館の講堂とオンラインで開催
まずは丸山会長から参加者のみなさまにご挨拶。
続いて原さんから大地の芸術祭の成り立ちや、越後妻有地域にどのような波及効果があったのかなどの概略説明がありました。さらに大地の芸術祭に込められた10の思想を、それぞれの思いと合致した作品を紹介しながら解説。芸術祭について、しっかりと理解することができました。
その後、今回の新作について駆け足で紹介。参加作家とその作品が表示されました。
なかでも「今回の目玉のひとつ」として紹介されていたのが、昨年亡くなったボルタンスキーの『森の精』。こちらは7月30日から公開となります。
スクリーンに映し出された画面
最後のQ&Aのコーナーでは、次回開催について(2年後の2024年を予定しているそうです!)や、「多くの来場者が来るのは素晴らしいが、果たして現地で受け入れ可能なキャパはどの程度か」「親しまれてきた越後妻有里山現代美術館「キナーレ」をなぜ「MonETモネ」に変えたのか」など、鋭い質問もいくつか飛び出しました。
皆さまぜひ「大地の芸術祭2022」にお出かけください!
「大地の芸術祭2022」
2022年4月29日〜11月13日(火・水は休み)
早期割料金 ※7/29まで販売
一般3,500円/大学・高校・専門2,500円/中学生以下無料
通常料金
一般4,500円/大学・高校・専門3,500円/中学生以下無料
友の会作品展に訪問いただきありがとうございます。
恒例の友の会会員による作品展は、今年は新型コロナウイルス感染防止上やむを得ずウエブ開催とさせていただきました。ご自分の作品をご自分で写真撮影して送ってもらった力作です。作品をじかに見ていただくことができないのは誠に残念ですが、一つずつ拡大しながらお楽しみください。来年はいつも通り近美のギャラリーで開催でき、そして皆様とお会いするのを楽しみにしています。
■作品名 匂い桜
■会員No. 10493
■氏名 田中秀美
■サイズ 305×225㎜
■素材
■作品名 クリサンセマム
■会員No. 10493
■氏名 田中秀美
■サイズ 314×214㎜
■素材
■作品名 こころもあたたまる
❁たんぽぽスープ皿❁
■会員No. 10465
■氏名 市川明美
■作品名 サマーセーター
■会員No. 10238
■氏名 中川アイ
■サイズ
■素材 編み物
■作品名 ハリネズミのポーチ
■会員No. 10238
■氏名 中川アイ
■サイズ 直径10㎝
■素材 編み物
■作品名 編み込み模様のセーター
■会員No. 10238
■氏名 中川アイ
■サイズ
■素材 編み物
■作品名 曲線模様のセーター
■会員No. 10238
■氏名 中川アイ
■サイズ
■素材 編み物
■作品名 町屋の四季 春
■会員No. 30033
■氏名 山本正明
■サイズ w48㎝×h61㎝
■素材 切り絵
■作品名 町屋の四季 秋
■会員No. 30033
■氏名 山本正明
■サイズ w61㎝×h48㎝
■素材 切り絵
■作品名 疫病退散アマドリ
■会員No. 30033
■氏名 山本節子
■サイズ h38㎝
■素材 流木、紙粘土、ビー玉、手芸用綿
■作品名 うさぎのお雛様
■会員No. 事務局
■氏名 佐藤夏代
■サイズ d120×w120×h90mm
■素材 陶芸
■作品名 小皿5枚揃え
■会員No. 事務局
■氏名 佐藤夏代
■サイズ φ110mm
■素材 陶芸
■作品名 月下美人の六連開花
■会員No. 10012
■氏名 春日正利
■サイズ
■素材
■作品名 水浴
■会員No. 10284
■氏名 上松和義
■サイズ
■素材
■作品名 釣り日和
■会員No. 30070
■氏名 能登義仁
■サイズ
■素材
■作品名 釣果フグ三匹
■会員No. 30070
■氏名 能登義仁
■サイズ
■素材
■作品名 薫風
■会員No. 10335
■氏名 桜井邦彦
■サイズ
■素材
■作品名 菜の花畑点描
■会員No. 10335
■氏名 桜井邦彦
■サイズ
■素材
■作品名 ハイ!ジャンプ!
■会員No. 10335
■氏名 桜井邦彦
■サイズ
■素材
■作品名 新潟祭り図鑑
■会員No. 10267
■氏名 田澤則夫
■サイズ w2.5m✕h1.9m✕d1.0m
■素材 イラスト(画用紙に鉛筆、顔彩仕上げ)
■作品名 たる砧
■会員No. 10267
■氏名 田澤則夫
■サイズ 50号
■素材 イラスト(画用紙に鉛筆、アクリル・顔彩仕上げ)
■作品名 胡桃(くるみ)
■会員No. 担当学芸員
■氏名 飯田美輝夫
■サイズ w120×h180mm
■素材 ペン画
2019年11月25日(月)〜12月1日(日)の間に第22回友の会文化祭が行われました!
皆さんお疲れ様でした!


