5月のうちから準備を進めていた【ボンボンマルシェ】が、『華麗なるパリ・ベルエポック展』や近美の30年を俯瞰する『コレクション展』と共にエントランス横ホールで開催され、7月15日から17日まで3日間無事終了する事が出来ました。
関わってくださった方々皆様に大きな感謝を申し上げます。
美術館の発案で、美術館は、「今までの図録を割引の価格で販売」友の会は、「古本販売」の形で進行しました。
美術館職員の皆様や友の会の皆様から約350冊古本が集り、ボランティアの方々から値札付や、本の移動、本の飾り付け、販売にご協力いただき、エネルギーを結集して無事に盛況のうちに終了いたしました。
美術館の方々、長嶋さん、金澤さんには、たくさんのご指導、ご協力、ご支援して頂き、大感激です。
本を提供してくださった方々、ボランティアの方々、買ってくださった方々、本当にありがとうございました。
売り上げは、今後美術館や、友の会の活動資金の補助に使わせていただきます。
これからも美術館や、友の会の行事にご参加いただきますよう、よろしくお願いいたします。
2023,7,19 県美友の会 副会長 山本正明
県立近代美術館の開館30周年記念イベントのひとつ「ボン・ボン・マルシェ」が本日から始まりました。
こちらは7月15日(土)から17日(月・祝)の3日間にわたって近代美術館1Fロビーにて開催される古本市です。
美術関係の古本を販売する「古本市」と、近代美術館で過去に開催した展覧会の図録等を3日間限定の特別価格でご提供する「図録特別セール」の2つのブースが出店されています。
なんと開館前に並んで待つ人もいたそうで、ロビーには多くの人たちが集い、思い思いの本を選んでいました。
大好評なので、欲しい本がある方はぜひお早めに!
初日・15日のみですが、館のエントランス前では鈴木コーヒーの移動販売車「ヒポポタマス」が1日限定で出店。こちらも大人気でした!
2月11日(土)午後2時から、「第11回アートカフェ in 造形大」が、長岡造形大学の大講義室にて開催されました。
同大学の美術・工芸学科助教、藪内公美先生を講師に迎えての今回のテーマは
「なにを考えてつくっているの?─鍛金の技法と素材から─」
でした。タイトルに「技法」という言葉が入っていますが、今回はそもそも作家がどのようなことを考えながら作品と向き合い、創作をしていくのか…という内容で話が進みました。
中でも印象に残ったお話は、創作環境に起きたちょっとしたトラブルを、新たな表現へとつなげていったエピソードです。
鍛金は金属を金槌で叩いたり、打ちのばしたりして、作品を作る技法のため、どうしても製作時には音が出てしまいます。そのため事情があって夜間に創作ができなかったとき、フラストレーションがたまってしまったのだとか。時間を持て余した藪内先生は美術書などを読み、そのときに出会った「イギリスの伝統刺繍」という本がきっかけで、刺繍を取り入れた新たな作風をつかんだそうです。
ほかにも自然科学、ミステリー小説など、多くの書籍から得た情報を、表現の糧にしていったなども興味深く、あっという間の1時間でした。
アートカフェの後は、恒例の長岡造形大学の卒業展を巡るギャラリーツアーです。今年も見応えたっぷりでした。
ガイドをしてくれた2年生からは「先輩たちがギリギリまで時間をかけて頑張っている姿を見ていました。細かいところにも工夫がこらされているので、ぜひ見逃さないでほしいです」とメッセージをもらいました。
10月8日土曜日、三連休の初日に「新潟県立近代美術館(長岡)から万代島美術館(新潟)までの直行バスツアー」が行われました。
当日は気持ちのよい秋晴れ!造形大生も合わせて、およそ30名の参加がありました。
今回のスケジュールは、長岡からバスで新潟市に向かい万代島美術館でロビーで学芸員の説明を受けた後「庵野秀明展」を鑑賞、その後長岡に戻り、近代美術館で「コレクション展についての作品解説会」、そこで解散して、各自コレクション展および「ダリ版画展」観覧という流れです。
参加者は「庵野秀明展」を観て「エヴァが好きなのでうれしかった」「期待以上だった」と声を弾ませていました。
またコレクション展では、生誕百周年の富岡惣一郎の作品と、開幕したばかりの企画展「ダリ版画展」にちなんだシュルレアリズムの作品の解説が行われました。
解説を受けた後に、参加者の人たちがその作品を興味深そうに注目しているのが印象に残りました。
「バスツアーは自分で車を運転せずに新潟までいけるのがうれしい」という意見もあり、次回も参加したいと語っていました。
7月2日(土)午前10時から、新潟県立近代美術館講堂+オンラインにて、大地の芸術祭2022の説明会が行われました。
進行役は上松副会長、講師として迎えたのはNPO法人越後妻有里山協働開発機構の事務局長、原蜜(はらみつ)氏です。
まずは丸山会長から参加者のみなさまにご挨拶。
続いて原さんから大地の芸術祭の成り立ちや、越後妻有地域にどのような波及効果があったのかなどの概略説明がありました。さらに大地の芸術祭に込められた10の思想を、それぞれの思いと合致した作品を紹介しながら解説。芸術祭について、しっかりと理解することができました。
その後、今回の新作について駆け足で紹介。参加作家とその作品が表示されました。
なかでも「今回の目玉のひとつ」として紹介されていたのが、昨年亡くなったボルタンスキーの『森の精』。こちらは7月30日から公開となります。
最後のQ&Aのコーナーでは、次回開催について(2年後の2024年を予定しているそうです!)や、「多くの来場者が来るのは素晴らしいが、果たして現地で受け入れ可能なキャパはどの程度か」「親しまれてきた越後妻有里山現代美術館「キナーレ」をなぜ「MonETモネ」に変えたのか」など、鋭い質問もいくつか飛び出しました。
皆さまぜひ「大地の芸術祭2022」にお出かけください!
「大地の芸術祭2022」
2022年4月29日〜11月13日(火・水は休み)
早期割料金 ※7/29まで販売
一般3,500円/大学・高校・専門2,500円/中学生以下無料
通常料金
一般4,500円/大学・高校・専門3,500円/中学生以下無料